極上御曹司からは逃れられない運命でした


センターパートで分けた髪が動くたびに揺れて、見え隠れする瞳は並行の二重を描き涙袋がしっかりとあった。

そして私を見下ろす瞳はなんだか熱を持ち、溶かされそうで…

というか溶かされた。

鼻もシュッとして作り物みたいだったし、千切れるほどキスをした唇は薄いのに情熱的で魅惑的だった。

そしてそこから出される脳が痺れるような低く囁く声…

私に触れる熱く大きな手…



"凛花…お前は可愛いな"



一瞬、昨晩囁かれたセリフを思い出して鼻血が出そうになる。

酔ってなかったら絶対に無理だった。
あんなの耐えられるわけがない。
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