極上御曹司からは逃れられない運命でした
無理無理無理無理!

あんなのは一晩だけで十分だ。

だって結局最後は気絶したでしょ私。

まさかあの司輝さんが私なんかであんな…

何回も…

いかーーーーーん!

なんか優しかったし。
そう、私が困った時に司輝さんは現れる。

そして私を助けてくれる頼りがいのある人…

大人の余裕があって…
素敵…

ってダメダメ!

うっとりしてる場合じゃないのよ!

「この辺でよろしいですか?」

脳内でツッコミのオンパレード中、運転手さんに声をかけられ現実世界に戻される。

危なかった。

しかも今気付いたけど司輝さんちと割と近いじゃーん。

連絡先は交換していないし、仕事先も…

いかーーーーーん!

那子さんが話したら見つかっちまう!

いや、そうなったらもう記憶ありませんってていで行こう。

うん。
それがいい。

そもそも向こうも一夜限りと思ってるだろうし、考えるだけ無駄なんじゃ?

そうだよ!

大丈夫、大丈夫。

なんとかこれまでだっていろんな試練を乗り越えてきたじゃないか。

そう自分に言い聞かせた。



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