極上御曹司からは逃れられない運命でした
もう何日もたつというのに、こんだけブレーキをかけているにも関わらず、私の脳内にこびりついたように司輝さんの顔や声が頭から離れない。

思い出すとお腹の奥がキュッとなる。

例えば、例えば私が惚れたとする。

で?

で、どうなる!?

どうにかなる訳ないじゃん。

だいたい司輝さんも司輝さんよ!

なんて事してくれてんのよ。

そもそも何者なわけ!?

物凄くリッチなのは嫌でもわかる。


そして歳は30歳で独身。

あんな世の中の一軍にいるような人…

こんなちんちくりん本気で相手にする訳ない。

たまたま私は運が良かっただけ。

昔も今も。

人がたくさんいるこの街で偶然会った…

夢見ちゃ駄目だ。

司輝さんにはもっときっと家柄とかも良くて、上品で大人な女性がお似合いだもん。

期待するだけ無駄になる。
< 41 / 303 >

この作品をシェア

pagetop