極上御曹司からは逃れられない運命でした
「てかいつまで着いてくる気だ?」

え?

あ…

なんか急にその一言に壁を感じた。

「べ、別に? 私の家こっちですし?」

それは本当だ。

「ククククッ、そうか。このまま俺の家まで着いてくるのかと思った」

そう言って私を見下ろす司輝さんの瞳が一瞬、ギラっと光って見えた。

「だったら?」

何を思ったのか私はそんな事を言ってしまう。
挑発するように。

「学生相手じゃ出来なかった事するよ」

司輝さんは一度立ち止まると私の耳元まで口を寄せて聞いた事もないような艶のある声で囁いた。

私は思わずカチンと固まってしまう。

「まだお子様には早いか」

そう言って揶揄うようにクスッと余裕の笑みを浮かべまた歩き出した。

「私…もう学生じゃないし、子供でもないです」

「へぇ。言うね」


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