極上御曹司からは逃れられない運命でした
二時間後、インターホンが鳴り彰が来た。

「お前馬鹿なの?」

「今から別荘行って寝て、朝から出るぞ」

彰も俺と同じくらいの身長で、学生時代は同じバスケ部だった。

こうして海釣りも共通の趣味だ。

「はいはい。坊ちゃん」

「お前に言われたくねぇよ」

こいつんちは、親が官僚でボンボン。

そして当の本人はこう見えて事務所を構えて弁護士業をしている。

「たまたま休みだったから良かったけどよ」

「ならいいだろ。ほら行くぞ」

駐車場で彰の乗ってきたワゴンに乗り海沿いに建つ海堂家の別荘へと向かった。

「なぁ、なんかあった?」

彰が運転しながら話しかけてくる。

「なんで」

「女か?」

「ッチ…」

なんで分かったんだよ。

「うわ。本当に? クハハハっ!」
< 77 / 303 >

この作品をシェア

pagetop