極上御曹司からは逃れられない運命でした
「彰。お前こそ彼女とどうなった?」

もう付き合って五年くらいたつよな?

「ああ。結婚するよ」

「へぇ」

「何、お前好きな女でも出来たか?」

「好きってなに」

「ククククッ。何があったか話せよ」

「…気になんだよ。頭から離れなくて苛つく」

俺は窓の外を見ながら不貞腐れるように話す。

そしてざっくりと自分の心境を話した。

「司輝ー」

「なに」

「お前それ、ベタ惚れしてんじゃねぇかよ」

「は?」

「鈍感だったんだな、お前」

これが好きって事なのか?

だとしたら俺は彰の言う通り相当鈍感だ。

「俺、嫌われてる?」

「知るかボケ」

おい。
弁護士のくせに口が悪いな。

「俺もう抱いちゃったんだけど」

「お前なぁ」

「加減はした」

「いや、何の弁解だよ」

「可愛いかった…」

言ってて恥ずかしくなって、窓の外を見ながら口元を手で覆う。
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