極上御曹司からは逃れられない運命でした

「キモ」

「いや、分かってる。俺もキモい」

心臓がバクバクいってる。

「あとはお前次第じゃねぇの？」

「ああ」

自覚した以上、この気持ちは無視出来ない。

その後別荘につけばあっという間に眠りにつく俺。

そして朝から海に出て釣り三昧。

釣った魚をその場で捌いて新鮮なうちに刺身で食べる。

「うまっ」

「これだから海釣りはやめれねぇよなー」

土日みっちりリフレッシュして、真っ黒に日焼けをして帰る。

「それじゃな」

「ああ。ありがとさん」

「頑張れよ」

彰も真っ黒に日焼けした顔で白い歯を見せニカッと笑って帰って行った。

どれ。

残りのも捌いて新鮮なうちに那子と里翔に届けてやるか。

それぞれに捌いて食べるばかりにした魚を届け、レジデンスへと戻る。