極上御曹司からは逃れられない運命でした
ランドリーで偶然会ったあの日。

私は司輝と話していて自分の気持ちに気づいてしまった。

もう好きになってしまったと。

でも司輝は違う。

だから必死にこの気持ちがバレないように隠した。

なのに司輝はなかなか手強くて、つい雰囲気に流されそうになった。

司輝の強烈で極上の誘惑に抗うのが大変だった。

想いを寄せている人に遊ばれるのは耐えられないもの。

今日だって…

あんなに親切にしてもらって、こんな美味しいご馳走まで…

決心が鈍りそうで怖い。

これ以上私を惑わさないで。

だって私の事なんて、なんとも思ってないんだから。

きっと平凡な女が物珍しくて一時的に近づいてきているだけ。

そうでしょ?

「美味しい」

私はそんな気持ちを悟られないように、美味しい美味しいと食べた。

「はは。良かった。元気出たか?」

なんでそんなに優しく笑顔を向けるの。
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