極上御曹司からは逃れられない運命でした
「ご馳走さまでした」

ついに食べ終わってしまった。

まるで最後の晩餐だなこれは。

「俺洗うから凛花は座ってろ」

立ち上がり食器を運ぼうとすれば止められ、さっさと下げられてしまった。

「ありがとう」

「ん」

そしてちゃちゃっと洗ってしまう。

私なんかよりよっぽど手際が良いんじゃないか?

そして御曹司にこんな事させる私ってどうなのよ。

「そういえば、ここまでなにで来たんだ? 車あったか?」

あ…

そうだった…

「は、走って…」

「走って? お前ん家ここから近いの?」

しまった!
余計な事を言ってしまった!

走ったらそれなりにあったけど、車ならかなり近い場所ではある。

「か、帰るね! 今日は本当にありがとう!」

バッと立ち上がる。

「送ってく」

「いい! 大丈夫!」

「凛花。送ってくから座れ」

うっ…圧が…
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