極上御曹司からは逃れられない運命でした
「変な事考えるなよ?」

「え?」

「俺の仕事を聞いて、線引こうとした」

思わずギクっとしてしまう。

そんな事までわかるの?

「ほらな」

少し拗ねてる。

意外だ。

「俺、お前がここに来てくれた事、嬉しかった」

え…?

「お前から会いに来たのは初めてだっただろ」

「…うん」

「もっと甘えていい」

そんな…

「もっと頼っていい」

司輝…

「俺から…逃げるな」

そう言ってギューっと抱きしめられる。

司輝は今どんな顔をしてるの?

私はグイッと司輝の顔を掴んだ。

そして目が合う。

あ…

ムスっとしてる。

思わずクスッと笑ってしまう。

「なんだよ」

なんか子供みたい。

意外だ。

でも凄く落ち着く。
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