両親と妹はできそこないの私を捨てました【菱水シリーズ①】
そう思いながら、目をすいっとそらした。
「もしかしてー!彼氏?彼氏ですか?」
な、なんでばれてるの!?
一度はつかんだ卵焼きがぼとっと箸から落ちてお弁当箱の上にダイブした。
「飲み会に誘ってもこないはずですよね」
「ま、まあ。なんていうか、そうなんだけど、その」
どもる私に桜田さんはいいなぁとマーメイドのネイルを見ながら、ため息をついた。
「こないだの飲み会、いい人いなくてー。彼氏との出会いってどこだったんですか?」
出会いか。
今、思い出すと昔の唯冬は私より小さくて、色も白くて、儚げな雰囲気があった。
繊細そうな男の子だったのにそれが今じゃ、あんなに身長も高くて力も強くて―――がっしりとした手と体を思い出し、赤面した。
なに考えてるの!?
私は!
「雪元さん、大丈夫ですか?」
ハッとして、こくこくと首を縦にふった。
「出会い、出会いよね!?」
待って。
「もしかしてー!彼氏?彼氏ですか?」
な、なんでばれてるの!?
一度はつかんだ卵焼きがぼとっと箸から落ちてお弁当箱の上にダイブした。
「飲み会に誘ってもこないはずですよね」
「ま、まあ。なんていうか、そうなんだけど、その」
どもる私に桜田さんはいいなぁとマーメイドのネイルを見ながら、ため息をついた。
「こないだの飲み会、いい人いなくてー。彼氏との出会いってどこだったんですか?」
出会いか。
今、思い出すと昔の唯冬は私より小さくて、色も白くて、儚げな雰囲気があった。
繊細そうな男の子だったのにそれが今じゃ、あんなに身長も高くて力も強くて―――がっしりとした手と体を思い出し、赤面した。
なに考えてるの!?
私は!
「雪元さん、大丈夫ですか?」
ハッとして、こくこくと首を縦にふった。
「出会い、出会いよね!?」
待って。