両親と妹はできそこないの私を捨てました【菱水シリーズ①】
「知久が謝りたいらしいよ」
「そうなんだ。ほんっと、ごめん!俺の妹が迷惑かけて」
「いいえ」
「結朱はさ、ちょっと真面目すぎるとこがあって、コンクールの途中にいなくなった君のことをあんまりよく思ってないんだ」
「そうですか……」
「もちろん、君は悪くない。君が最後に出場したコンクールで結朱が優勝したんだけど、おこぼれで優勝させてもらったんだって周りから言われたせいで、今もずっとそのことを引きずって気にしてるんだ」
「そんな……。結朱さんが後ろめたく思うことはなにひとつないです」
それで、私を嫌っていた理由がわかった。
あの時は頭が真っ白でなにも考えれなかったと言っても彼女は私ではないから、わかってもらえないだろう。
それにうまく説明できそうにない。
「そうなんだ。ほんっと、ごめん!俺の妹が迷惑かけて」
「いいえ」
「結朱はさ、ちょっと真面目すぎるとこがあって、コンクールの途中にいなくなった君のことをあんまりよく思ってないんだ」
「そうですか……」
「もちろん、君は悪くない。君が最後に出場したコンクールで結朱が優勝したんだけど、おこぼれで優勝させてもらったんだって周りから言われたせいで、今もずっとそのことを引きずって気にしてるんだ」
「そんな……。結朱さんが後ろめたく思うことはなにひとつないです」
それで、私を嫌っていた理由がわかった。
あの時は頭が真っ白でなにも考えれなかったと言っても彼女は私ではないから、わかってもらえないだろう。
それにうまく説明できそうにない。