両親と妹はできそこないの私を捨てました【菱水シリーズ①】
「自分ならふさわしいと言いたいのか」
「せめて私と共演くらいしてくれてもいいじゃない!どうしてあの人なの!?まだ他の人ならよかった!」
「落ち着いて。結朱さん」
母親が落ち着くように背中をなでた。
「婚約解消はお前の相手を見てから考えてやる。そのかわりお前も譲歩して共演くらいしたらどうだ」
「そうよ。唯冬」
泣く結朱に両親は最大の譲歩を出してきた。
女性と二人で共演するなら千愛とやりたいと思っていた。
ずっと。
だから、今まで知久達とは組んでも女性とはなかった。
千愛と共演することが俺の夢のひとつだからだ。
弾けなくなったと聞いても諦めなかった夢が、ここにきてこんなことになるとは思いもしなかった。
答えをだすまでい時間がかかり、結朱の泣く声を苦い気持ちできいていた。
断れないか―――だが。
諦めきれずに頭の中には千愛の顔が浮かんでいた。
千愛を信じて賭けるしかない。
条件を出す。
彼女ならできると信じて。
「せめて私と共演くらいしてくれてもいいじゃない!どうしてあの人なの!?まだ他の人ならよかった!」
「落ち着いて。結朱さん」
母親が落ち着くように背中をなでた。
「婚約解消はお前の相手を見てから考えてやる。そのかわりお前も譲歩して共演くらいしたらどうだ」
「そうよ。唯冬」
泣く結朱に両親は最大の譲歩を出してきた。
女性と二人で共演するなら千愛とやりたいと思っていた。
ずっと。
だから、今まで知久達とは組んでも女性とはなかった。
千愛と共演することが俺の夢のひとつだからだ。
弾けなくなったと聞いても諦めなかった夢が、ここにきてこんなことになるとは思いもしなかった。
答えをだすまでい時間がかかり、結朱の泣く声を苦い気持ちできいていた。
断れないか―――だが。
諦めきれずに頭の中には千愛の顔が浮かんでいた。
千愛を信じて賭けるしかない。
条件を出す。
彼女ならできると信じて。