両親と妹はできそこないの私を捨てました【菱水シリーズ①】
「スイートルームを予約してある」
「えっ!?」
「今日は特別」
すでに特別なのにと思いながら、唯冬に連れられて初めてホテルのスイートルームに入った。
テレビや映画でしかみたことない広い部屋と窓から見える夜景。
そして、氷が入ったワインクーラーにはシャンパンが冷やされていた。
フルーツとプレゼントの箱がテーブルの上にのっている。
唯冬はリボンがついた小箱を手に取った。
「出演料だよ」
唯冬はそう言ってぽんっと頭の上にプレゼントの箱を置いた。
初めて出会った時はあんなに小さな男の子だったのに今じゃ私の頭のてっぺんを見ることができるくらい身長が高い。
それがおかしくてくすりと笑うと顔をのぞきこまれた。
「なに?」
「身長、伸びたなって思っていたの」
「……だから、思い出してほしいけど、思い出してほしくなかったんだ」
「えっ!?」
「今日は特別」
すでに特別なのにと思いながら、唯冬に連れられて初めてホテルのスイートルームに入った。
テレビや映画でしかみたことない広い部屋と窓から見える夜景。
そして、氷が入ったワインクーラーにはシャンパンが冷やされていた。
フルーツとプレゼントの箱がテーブルの上にのっている。
唯冬はリボンがついた小箱を手に取った。
「出演料だよ」
唯冬はそう言ってぽんっと頭の上にプレゼントの箱を置いた。
初めて出会った時はあんなに小さな男の子だったのに今じゃ私の頭のてっぺんを見ることができるくらい身長が高い。
それがおかしくてくすりと笑うと顔をのぞきこまれた。
「なに?」
「身長、伸びたなって思っていたの」
「……だから、思い出してほしいけど、思い出してほしくなかったんだ」