両親と妹はできそこないの私を捨てました【菱水シリーズ①】
「待った!買わなくていい!」
残念な気持ちでCDを戻していると雑誌にまで三人の姿があった。
アイドルなの?
雑誌を手にしてぱらぱらとめくると『クラシック界のプリンス達』『奏でる音は若い女性を魅了する』なんてキャッチコピーがでかでかと書いてあった。
その上、CD売り上げ一位とか、作曲しているドラマや映画の紹介、テレビの出演情報も細かく書いてある。
「唯冬は有名だったのね」
さっとその雑誌を私の手から奪い取り、棚に戻した。
「会計が終わったから、もう帰ろう」
気のせいじゃなかったら、唯冬の顔がすこしだけ赤くなっていたような気がした。
そらした顔は見えなかったけれど、いつもは自信たっぷりな唯冬が見せた一瞬の素顔が嬉しくて笑ってしまったのだった。
残念な気持ちでCDを戻していると雑誌にまで三人の姿があった。
アイドルなの?
雑誌を手にしてぱらぱらとめくると『クラシック界のプリンス達』『奏でる音は若い女性を魅了する』なんてキャッチコピーがでかでかと書いてあった。
その上、CD売り上げ一位とか、作曲しているドラマや映画の紹介、テレビの出演情報も細かく書いてある。
「唯冬は有名だったのね」
さっとその雑誌を私の手から奪い取り、棚に戻した。
「会計が終わったから、もう帰ろう」
気のせいじゃなかったら、唯冬の顔がすこしだけ赤くなっていたような気がした。
そらした顔は見えなかったけれど、いつもは自信たっぷりな唯冬が見せた一瞬の素顔が嬉しくて笑ってしまったのだった。