私の青春日記
「出てくる」
「おう」
部屋のドアを開けると、むわっと暑い空気に包まれた。
だけど、エアコンで体がキンキンに冷えていたところだからちょうどいい。
階段をおりて、玄関に向かう。
めんどくさくて、インターホンを確認せずに玄関を開けた。
「今から海行かね?」
そこには、リュックに詰め込んだらしい荷物を背負って立っている清水。
「急に!?」
「どうせ伊織もいるんだろ?」
なんでわかったんだろうと思いながらも、「いるよ」と返事をした。
「カジも呼んどいたから」
「がち?今どこ?」
カジというのは、梶川凛のこと。
清水だけが凛のことをそう呼んでいる。
「やっほーなず」
すると、ぬっと清水の後ろから姿を現した。
「凛!!」
手をひらひらとふってニコッと笑う凛がいた。