いちごのショートケーキ★

・・・何?!
早く言ってよ。気になんじゃん。

「・・学校祭で出す、うちのクラスの出し物とかの代表になってくれ。」

えー!!!
うそやろ。去年の見てるからわかるけど、あれめっちゃめんどくさいし、なんかあったら責任とれとかうるさいから絶対やりたくなかったのに~
ゆぅならズバッっと断ってくれるだろうと横をみると、ゆぅはもう決めた!!というような顔で先生をみていた。
まずい・・ゆぅはやるといったらとことんやる派だ。
これはゆぅが何か言い出す前にあたしが断るしかない

「えっと・・バイトとかいろいろあって忙しいので・・」
「楢咲、できないのか??」
「できればそういうことは学級代表とかに・・」
「う~ん・・ふたりならやってくれると思ったが。だめだったか」

「先生!!あたしやります!」
うっ。きた・・
ゆぅ、お願いだから断ってよ
「え!?ほんとか!?そうかそうか、やってくれるか。よしっ、よろしく頼むぞ!」
うそー
なんで!?ちょーめんどくさがりやのゆぅが学校祭の代表なんか引き受けて・・
「うん。じゃあ今日は帰っていいぞ~」
「はい、さよーなら!」
ゆぅはそう言ってもう職員室を出ようとしている。
あたしも納得はしていなかったが、ここで何かいってもどうせ無駄だろう、と思いしぶしぶゆぅについて職員室を出た。

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