君に出会ったその日から
いつもの席に座ると雪ちゃんが「いや〜ほんと愛田はいつも茉子のそばを離れたくない、離さないって感じだよね。茉子に近づく奴を牽制しまくってるよ。あそこまでいくと茉子の事好きなんじゃない?」
「ずっとそばにいたし前からそんな感じだから。好きって言うよりもほら、私がこんな感じだから過保護なんだよ。」
「でもあんだけイケメンが近くにいたら好きになっちゃったりしないの?」
「どうだろ?考えた事ない。そもそも私が恋愛とかしてる想像ができないんだよね。」
「そっか〜」
「ほら、授業始まるよ」
そうして私達は真面目に授業を受ける。
しばらくすると授業終了のチャイムがなり雪ちゃんと共にいつものお気に入りの場所へ向かう。
晴れの日は大抵、ここで昼ごはんを食べて時間がある時は日向ぼっこをする。
春希もそれを知っているから必ずと言って良いほどここに来る。なんなら先に来て待っている時もあるけど今日はまだ来てなかった。
「珍しい〜今日はまだ愛田来てないんだ。」
「先に食べちゃおう」
「そうだね。後で来ると思うし食べちゃおう」
2人で昼ごはんを食べ始めた。
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