【番外編】橘さん、甘すぎ注意です
朝の光がレースのカーテン越しに差し込み、部屋をやわらかく包み込んでいた。
その温かな空気の中で、紗良は目を覚ました。
昨日の夜の余韻が、まだ体に残っている気がした。
肌が温かくて、心が満たされている。
あの深い時間の、愛しさに包まれた感覚が、まだ身体の中にしっかりと刻まれている。
目を開けると、隣で穏やかな顔で眠る航太が見えた。
いつもと違って、眉のあたりは柔らかく、安らいだ表情を浮かべている。
あんなに強く求め合ったのに、今はこんなにも静かで、優しさに包まれているのだと思うと、胸がいっぱいになった。
指先で、航太の前髪をそっと撫でると、彼が微かに寝言のように呟いた。
「……起きてたよ」
驚いて顔を上げると、航太の瞳がほんのり開き、眠たげな笑みを浮かべた。
「おはよう。……よく寝れた?」
その声に、紗良は小さく頷きながら、顔が火照っているのを感じた。
「……うん、ぐっすり」
まだ余韻が残っているようで、どうしても恥ずかしさを感じてしまう。
でも、航太の腕の中で安心している自分がいる。
その安心感に逆らうこともできず、ただ素直に身を任せていた。
航太はゆっくりと腕を伸ばし、紗良を引き寄せる。
その温かな胸の中で、紗良はほんの少し息を止めた。
「昨日は、ごめんね。ちょっとやりすぎたかな」
そう言う航太に、紗良は首をかしげて答える。
「やりすぎだよ……ほんとに……」
でも、そんな言葉を言いながらも、心の中で感じているのは、彼がしてくれた愛情への深い感謝。
あんなに甘くて、深い夜だったことが、今の幸せを支えている。
「でも……」
航太が低く、優しく囁く。その声には、愛しさが込められていた。
「こんな朝を、これからもずっと迎えられたらいいなって思ってる」
その言葉に、紗良の胸が高鳴る。
彼も、そう思ってくれているんだ――
そう感じた瞬間、心がじんわりと温かくなる。
こんなにも深く愛されていると実感し、身体の中に安心と幸福が広がっていく。
「……うん。私も、そう思ってた」
紗良は、穏やかな顔で航太に頬をすり寄せ、指先で彼の胸元を優しくつかんだ。
どんな悩みも、どんな未来も、きっと乗り越えられる気がした。
だって、今、この瞬間を彼と一緒に過ごしているから。
航太が最後に、優しく額にキスを落とす。
そのキスの温もりに、紗良は小さく目を閉じた。
「朝ごはん……その前に、もう一回だけキスさせて」
そう言って、航太はもう一度唇を近づけてきた。
そのとき、紗良は少しだけ笑みを浮かべて、目を閉じながら言った。
「……今日は許してあげる」
彼の優しいキスが、二人の心をさらに近づけるように、ふわりと響いた。
完
その温かな空気の中で、紗良は目を覚ました。
昨日の夜の余韻が、まだ体に残っている気がした。
肌が温かくて、心が満たされている。
あの深い時間の、愛しさに包まれた感覚が、まだ身体の中にしっかりと刻まれている。
目を開けると、隣で穏やかな顔で眠る航太が見えた。
いつもと違って、眉のあたりは柔らかく、安らいだ表情を浮かべている。
あんなに強く求め合ったのに、今はこんなにも静かで、優しさに包まれているのだと思うと、胸がいっぱいになった。
指先で、航太の前髪をそっと撫でると、彼が微かに寝言のように呟いた。
「……起きてたよ」
驚いて顔を上げると、航太の瞳がほんのり開き、眠たげな笑みを浮かべた。
「おはよう。……よく寝れた?」
その声に、紗良は小さく頷きながら、顔が火照っているのを感じた。
「……うん、ぐっすり」
まだ余韻が残っているようで、どうしても恥ずかしさを感じてしまう。
でも、航太の腕の中で安心している自分がいる。
その安心感に逆らうこともできず、ただ素直に身を任せていた。
航太はゆっくりと腕を伸ばし、紗良を引き寄せる。
その温かな胸の中で、紗良はほんの少し息を止めた。
「昨日は、ごめんね。ちょっとやりすぎたかな」
そう言う航太に、紗良は首をかしげて答える。
「やりすぎだよ……ほんとに……」
でも、そんな言葉を言いながらも、心の中で感じているのは、彼がしてくれた愛情への深い感謝。
あんなに甘くて、深い夜だったことが、今の幸せを支えている。
「でも……」
航太が低く、優しく囁く。その声には、愛しさが込められていた。
「こんな朝を、これからもずっと迎えられたらいいなって思ってる」
その言葉に、紗良の胸が高鳴る。
彼も、そう思ってくれているんだ――
そう感じた瞬間、心がじんわりと温かくなる。
こんなにも深く愛されていると実感し、身体の中に安心と幸福が広がっていく。
「……うん。私も、そう思ってた」
紗良は、穏やかな顔で航太に頬をすり寄せ、指先で彼の胸元を優しくつかんだ。
どんな悩みも、どんな未来も、きっと乗り越えられる気がした。
だって、今、この瞬間を彼と一緒に過ごしているから。
航太が最後に、優しく額にキスを落とす。
そのキスの温もりに、紗良は小さく目を閉じた。
「朝ごはん……その前に、もう一回だけキスさせて」
そう言って、航太はもう一度唇を近づけてきた。
そのとき、紗良は少しだけ笑みを浮かべて、目を閉じながら言った。
「……今日は許してあげる」
彼の優しいキスが、二人の心をさらに近づけるように、ふわりと響いた。
完