私の愛した彼は、こわい人
私は鞄からエコー写真を取り出した。小さな命が映る、一枚の白黒写真。
テーブルの上にそれを置いた。
「赤ちゃんのエコー写真です。元気に育ってるって、お医者さんが言ってました」
赤ちゃんの大きさは、約十二ミリ。体重はおよそ四グラムらしい。
こんなにも小さな命が、私のお腹の中で今も生きている。
「私……最初妊娠してるかもって思ったとき、すごく不安だった。ううん。今も不安でいっぱい。だけど……」
声が、震えた。目の奥が熱くなった。涙が溢れ出してしまいそうだった。
「心臓が動いてるのを見たの。赤ちゃんは、一生懸命生きようとしてる。だから私、この子を堕ろすかどうかなんて、今すぐには決められなくて……」
テーブルの上にそれを置いた。
「赤ちゃんのエコー写真です。元気に育ってるって、お医者さんが言ってました」
赤ちゃんの大きさは、約十二ミリ。体重はおよそ四グラムらしい。
こんなにも小さな命が、私のお腹の中で今も生きている。
「私……最初妊娠してるかもって思ったとき、すごく不安だった。ううん。今も不安でいっぱい。だけど……」
声が、震えた。目の奥が熱くなった。涙が溢れ出してしまいそうだった。
「心臓が動いてるのを見たの。赤ちゃんは、一生懸命生きようとしてる。だから私、この子を堕ろすかどうかなんて、今すぐには決められなくて……」