私の愛した彼は、こわい人
「チラッと聞いたけど。あんたたち、ガキの頃に会ったことがあるんでしょ?」
「ええ、そうなんです。養護施設で、数カ月ほど一緒に暮らしていた過去があって」
「あら……アスカも施設で生活してたの?」
ユウキさんは目を見張る。そこまで詳しくは聞いてなかったんだけど、と気まずそうに言われたが、私は躊躇なくヒゴロモソウでの出来事を話した。
彼──リュウお兄さん──と出会ったことも。ひ弱だった私を彼が助けてくれたことも。あの御守りのことも。
あまり過去を他人に話したくないと思っていたのに。ユウキさんに話すことができたのは、きっと彼の家族であるから。
それに──気に掛けてくれるユウキさんは、私の中で信頼できる相手になっているからだ。
「ええ、そうなんです。養護施設で、数カ月ほど一緒に暮らしていた過去があって」
「あら……アスカも施設で生活してたの?」
ユウキさんは目を見張る。そこまで詳しくは聞いてなかったんだけど、と気まずそうに言われたが、私は躊躇なくヒゴロモソウでの出来事を話した。
彼──リュウお兄さん──と出会ったことも。ひ弱だった私を彼が助けてくれたことも。あの御守りのことも。
あまり過去を他人に話したくないと思っていたのに。ユウキさんに話すことができたのは、きっと彼の家族であるから。
それに──気に掛けてくれるユウキさんは、私の中で信頼できる相手になっているからだ。