理想の彼氏の作り方~イケメン王子と愛のクリスマス~
 直人の事をデブデブ言うのがちょっっとだけ気に入らないけど!

 なんか、喋り方が偉そうに聞こえるけど!

 それは、このさい横に置いといてっ!


 ……前からわたしのコトを知っていたなんて!

 直人を通じて、わたしと会おうとしてくれてたなんて!

 わたし、もしかして、超ラッキー!?

「じ……じゃあ。
 わたしと、つき合って、くれませんか……!?」

「ダメだって、苺!」

 せっかく、必殺上目遣いをして。

 なるべく可愛く先輩に聞こうと思ったのに。

 直人が邪魔しようと、わたしのセリフに割って入ってきた。

 その、大きなお尻を思い切り蹴飛ばして。

 直人を、きらりんっ! と輝くお空の星にしてから、何事も無かったように、わたしは先輩に言った。

「わたしを彼女にしてくださいっ!」

 



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