理想の彼氏の作り方~イケメン王子と愛のクリスマス~
「……ダイエットでもしてみるの?」

「莫迦。
 これ以上やせたらレオン・ヴォイスは、出ねぇよ」

 本当に、キレイで、大きな声を出すには、体力がいるんだよって直人は、笑う。

「……そうじゃなく。
 俺、まず、内側から、カッコ良くなりたい。
 苺も納得するぐらい、カッコ良くなれたら……
 その時は。
 苺に、その……」

 直人は、照れくさいのか、口ごもりながら、言った。

「……俺とキスとかしてみない?
 って聞いてみるよ」





 
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