無自覚男子にキュン!



だけど、せっかくもらった時間と約束。


無駄にはできないし、きちんと決めたことなのだから、また日にちを改めるというのも、なんだか違う気がする。


青空くんの言うとおり、ちゃんと意思を持たなきゃダメだ。



「初美、ちゃん。
ごめんね。放課後、すぐ終わらせるからその後でも大丈夫かな?」



「子供扱いしないでよ」



小さな声で言い放った言葉に、なぜか強さを感じる。


小柄で高校生というよりか、とても童顔で、私は勝手に年下にでも話しかけているかのように接してしまったのだろう。


それに嫌気がさしたのだろう。


謝ろうと口を開いた時には、初美ちゃんは外方を向いていて、私を視界に入れるものかというばかりに航くんを見つめていた。


やってしまったなぁ。



「漣さん、また、顔に出てるわよ」


「うそ!」


両手で頬をぺちーん!と叩く。


「ふふ、まぁ今の顔は嫉妬じゃなくて、反省顔ってとこかしら?」



「バレバレだなぁ……」


「分かりやすくて助かるわね」


「もお!貝崎さんからかってるでしょ!」


「ごめんごめん」という貝崎さんが、とても笑顔で私もつられて笑ってしまう。


 
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