恋慕~再会した強引御曹司に甘く囚われて~
「可愛い……!」
「眞玖は、相変わらずペンギンが好きだな」
ペンギンのプールの前で足を止めた私に、匡が苦笑交じりに言う。
「私がペンギンを好きって知ってたの?」
「眞玖の持ち歩いている文房具や待ち受け画面を見たらすぐわかるよ」
「でもほかの動物の文房具もあるのに……」
「好きな人の好きなものはわかる」
さらりと告げられ、鼓動がひとつ大きな音を立てた。
まったく、この人はどれだけ私を翻弄するのだろう。
以前、後輩にペンギンが好きだと告げたとき、とても驚かれた。
私には小さく可愛いものを好むイメージがないらしい。
「じゃあ匡はなにが好きなの?」
「なんだと思う?」
質問に質問で返されて首を傾げる。
「もしかして……藤宮副社長?」
私の背後から匡を呼ぶ声が響いた。
「五十嵐? 偶然だな」
振り返れば、デニムパンツ姿の五十嵐さんが立っていた。
「まさか今日、ここでお会いするとは思いませんでした。貴重なお休みなんですから少しは体を休めてください。ずっと徹夜続きでしたのにお体は大丈夫ですか?」
会話の合間に、五十嵐さんがチラリと私に視線を向ける。
「失礼を承知で伺いますが、長谷部さんは副社長のスケジュールをご存知ですか?」
「いえ、詳しくは……」
「五十嵐、眞玖は他社の人間で、今は完全にプライベートな時間だ。俺の行動は自由だし、そもそも眞玖を誘ったのは俺だ」
匡が若干キツイ口調で五十嵐さんに告げる。
「眞玖は、相変わらずペンギンが好きだな」
ペンギンのプールの前で足を止めた私に、匡が苦笑交じりに言う。
「私がペンギンを好きって知ってたの?」
「眞玖の持ち歩いている文房具や待ち受け画面を見たらすぐわかるよ」
「でもほかの動物の文房具もあるのに……」
「好きな人の好きなものはわかる」
さらりと告げられ、鼓動がひとつ大きな音を立てた。
まったく、この人はどれだけ私を翻弄するのだろう。
以前、後輩にペンギンが好きだと告げたとき、とても驚かれた。
私には小さく可愛いものを好むイメージがないらしい。
「じゃあ匡はなにが好きなの?」
「なんだと思う?」
質問に質問で返されて首を傾げる。
「もしかして……藤宮副社長?」
私の背後から匡を呼ぶ声が響いた。
「五十嵐? 偶然だな」
振り返れば、デニムパンツ姿の五十嵐さんが立っていた。
「まさか今日、ここでお会いするとは思いませんでした。貴重なお休みなんですから少しは体を休めてください。ずっと徹夜続きでしたのにお体は大丈夫ですか?」
会話の合間に、五十嵐さんがチラリと私に視線を向ける。
「失礼を承知で伺いますが、長谷部さんは副社長のスケジュールをご存知ですか?」
「いえ、詳しくは……」
「五十嵐、眞玖は他社の人間で、今は完全にプライベートな時間だ。俺の行動は自由だし、そもそも眞玖を誘ったのは俺だ」
匡が若干キツイ口調で五十嵐さんに告げる。