恋慕~再会した強引御曹司に甘く囚われて~
「き、匡? ものすごく見られているから」
大企業の御曹司が街中で抱き合っている、なんて噂が流れたら一大事だ。
「構わない。眞玖が俺の恋人だと周知されれば変な虫は寄ってこないだろうし」
「なに、言って……」
「眞玖の自己評価と危機管理能力の低さには昔から驚かされてばかりだ」
……とんでもなく失礼な言い方をされている気がする。
「今日は俺が一緒にいるからいいが、もう少し自分について理解しろよ」
そう言って、匡が私の体を解放し、私の左手に自身の長い指を絡める。
私よりも少し高めの体温が伝わるこの瞬間が、とても好きだ。
優しく揺れる淡い想いに、頬が自然と緩む。
絡められた指をこっそり見つめれば、彼がほんの少し指に力を込め、胸の奥がじんわりと温かくなった。
久しぶりに訪れた水族館は、以前と変わらない賑わいを見せていた。
家族や恋人、友人同士で楽しく海獣たちを見つめている姿が目に入る。
大企業の御曹司が街中で抱き合っている、なんて噂が流れたら一大事だ。
「構わない。眞玖が俺の恋人だと周知されれば変な虫は寄ってこないだろうし」
「なに、言って……」
「眞玖の自己評価と危機管理能力の低さには昔から驚かされてばかりだ」
……とんでもなく失礼な言い方をされている気がする。
「今日は俺が一緒にいるからいいが、もう少し自分について理解しろよ」
そう言って、匡が私の体を解放し、私の左手に自身の長い指を絡める。
私よりも少し高めの体温が伝わるこの瞬間が、とても好きだ。
優しく揺れる淡い想いに、頬が自然と緩む。
絡められた指をこっそり見つめれば、彼がほんの少し指に力を込め、胸の奥がじんわりと温かくなった。
久しぶりに訪れた水族館は、以前と変わらない賑わいを見せていた。
家族や恋人、友人同士で楽しく海獣たちを見つめている姿が目に入る。