恋慕~再会した強引御曹司に甘く囚われて~
友情と恋情は違う。
価値観の違いで喧嘩が絶えず、互いを傷つけあい、友情さえ失う状況に陥りたくない。
だから私は絶対に藤宮くんに恋愛感情を抱きたくなかったし、抱かずにいる自信があった。
それでもふとした瞬間、無意識に視線を奪われることは幾度となくあった。
その度にたまたま声がしたから、などと自分への言い訳を繰り返してきた。
「眞玖の元恋人は、藤宮さんと真逆のタイプだったし」
優しくて、穏やかな人だった。
過去の思い出の扉を少し開く。
「話を戻すけど、藤宮さんに告白しないの?」
「……できない」
「どうして?」
「告白して振られて、気まずくなるのはつらい。第一こんな大事な時期に言えない」
「遠く離れるからこそ伝えるべきでしょ。気まずい結果になっても顔を合わせずにすむじゃない。海外で藤宮さんに恋人ができたらどうするの?」
蘭の意見が、胸に深く突き刺さる。
価値観の違いで喧嘩が絶えず、互いを傷つけあい、友情さえ失う状況に陥りたくない。
だから私は絶対に藤宮くんに恋愛感情を抱きたくなかったし、抱かずにいる自信があった。
それでもふとした瞬間、無意識に視線を奪われることは幾度となくあった。
その度にたまたま声がしたから、などと自分への言い訳を繰り返してきた。
「眞玖の元恋人は、藤宮さんと真逆のタイプだったし」
優しくて、穏やかな人だった。
過去の思い出の扉を少し開く。
「話を戻すけど、藤宮さんに告白しないの?」
「……できない」
「どうして?」
「告白して振られて、気まずくなるのはつらい。第一こんな大事な時期に言えない」
「遠く離れるからこそ伝えるべきでしょ。気まずい結果になっても顔を合わせずにすむじゃない。海外で藤宮さんに恋人ができたらどうするの?」
蘭の意見が、胸に深く突き刺さる。