恋慕~再会した強引御曹司に甘く囚われて~
「思い出した?」
髪を解放し、骨ばった指が私の顎を掬う。
「俺は眞玖を逃さないために帰国した」
突然の宣告に息を呑んだ私の唇が、柔らかいもので塞がれた。
あの日よりも強く押し当てられた唇の感触に、胸がきゅうっと締めつけられた。
長いまつ毛に縁取られた、伏し目がちの綺麗な目が真っすぐに私を見据える。
「……ずっと触れたかった」
そう言って、もう一度唇を重ねる。
信じがたい出来事に体から力が抜け、心臓が壊れそうな音を立てる。
長い両腕が腰に回され、逃がさないと言わんばかりに引き寄せられた。
角度を変え、何度も啄むように繰り返されるキスに心が翻弄される。
「もう逃がすつもりはない」
物騒な物言いに目を見張る。
唐突な再会と展開に理解が追いつかない。
その後も彼の口づけは止まらない。
頭の中が真っ白になって、足に力が入らなくなる。
「藤宮、くん……!」
せめてもの抵抗で胸を押すと、藤宮くんが私の下唇を軽く食んで、唇を解放した。
「……悪い、歯止めがきかなかった」
そう言って、彼は私を広い胸に改めて抱きこむ。
「なんで、こんな……急すぎる」
「俺はずっと考えていた。だからそのドレスを贈った」
色香のこもる眼差しに体が火照る。
「このドレスにペア以外の、なにか意味があるの?」
問いかける声が震える。
「藤宮家主催のパーティーで同色のものを身につけたふたりは、伴侶や婚約者だと周囲にみなされる」
迷いなく言い切る目は、真剣だった。
髪を解放し、骨ばった指が私の顎を掬う。
「俺は眞玖を逃さないために帰国した」
突然の宣告に息を呑んだ私の唇が、柔らかいもので塞がれた。
あの日よりも強く押し当てられた唇の感触に、胸がきゅうっと締めつけられた。
長いまつ毛に縁取られた、伏し目がちの綺麗な目が真っすぐに私を見据える。
「……ずっと触れたかった」
そう言って、もう一度唇を重ねる。
信じがたい出来事に体から力が抜け、心臓が壊れそうな音を立てる。
長い両腕が腰に回され、逃がさないと言わんばかりに引き寄せられた。
角度を変え、何度も啄むように繰り返されるキスに心が翻弄される。
「もう逃がすつもりはない」
物騒な物言いに目を見張る。
唐突な再会と展開に理解が追いつかない。
その後も彼の口づけは止まらない。
頭の中が真っ白になって、足に力が入らなくなる。
「藤宮、くん……!」
せめてもの抵抗で胸を押すと、藤宮くんが私の下唇を軽く食んで、唇を解放した。
「……悪い、歯止めがきかなかった」
そう言って、彼は私を広い胸に改めて抱きこむ。
「なんで、こんな……急すぎる」
「俺はずっと考えていた。だからそのドレスを贈った」
色香のこもる眼差しに体が火照る。
「このドレスにペア以外の、なにか意味があるの?」
問いかける声が震える。
「藤宮家主催のパーティーで同色のものを身につけたふたりは、伴侶や婚約者だと周囲にみなされる」
迷いなく言い切る目は、真剣だった。