私達、犬猿の仲ですよね? 原作知識なしの悪役令嬢が許嫁解消したら、執着ツンデレ系の第二王子から求婚されました!

「エルネット様は、いつから魔法の才を見出されたのですか?」
「陛下と婚約を結ぶ前だから……5歳かな?」
「凄いです! ラボにも、飛び級制度を使って所属しているんですよね?」
「そうだよ。私と同年代の子達は、まだ学園生活中だから」
「僕よりも3歳も年下なのに! 凄いです!」
「それほどでも~」

 ラボ長から叱られたのが、嘘のように。
 後輩に羨望の眼差しを向けられながら質問責めにあっていた私は、満面の笑みを浮かべ、失った魔力の回復に務める。

 疲弊している状態では、魔力の回復が著しく低下するんだとか。
 こう言う時は、ダラダラゴロゴロしながら、ゆっくりと身体を休めるのが一番なんだ! 

「あー。疲れたー。もう一歩も、動きたくなーい」
「そうでした! 疲労回復にもってこいの、ドリンクがあるんです! すぐにお持ちしますね!」
「ありがと~」

 後輩は私に気を利かせて、給湯室に消えていく。
 さっきまで黒魔術の進行を食い込めようとしてたメンバーは、みんな床に突っ伏して寝ている。
 のんびりダラダラムードで、絶賛開店休業中って感じ。
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