今日はあなたを困らせたい
その後、近くのファミレスで、夕食をそのおじさんに奢ってもらう。

大抵、ハンバーグとか、パスタとか、ピザとか。

なるべくお腹に溜まるようなモノを、注文する。

腹が減っては、何もできないからね。

目の前のおじさんも、最初はその食欲に圧倒されるけど、まだ若いだもん。

食欲旺盛なのは、仕方がない。


「シホちゃんは、高校生?」

おじさんが、小さい声で聞いてきた。

「うん。でも内緒だよ。」

唇の前に、人差し指を当てて、“シー”のポーズ。

「うはっ!どうしよう、おじさん。」

相手は私が高校生だと知って、更に興奮する。


よかったね。

その気持ち、分かるよ。

逆にその気持ちを、こっちは利用させて貰ってるんだけどさ。






世の中では、高校生に手を出すなんて、犯罪だからね。

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