今日はあなたを困らせたい
でもその後は、一番面倒なものが待っている。

これでお金を貰っているのだと思うから、ホテルにも付いて行くけれどね。

部屋の中に入って、先にシャワーを浴びて貰う。

以前、私の方が先にシャワーを浴びたら、お財布の中を覗かれて、保険証から身元をばらされそうになった。

それからは、どこかにバッグを隠す時間を、確保しているの。


シャワーを浴び終わったおじさんは、早々とベッドに横にある。

「早くおいで。」

少しだぶついたお腹を、ちら見せしながら、おじさんはベットの上から、両手を広げて待っている。

「なんか緊張する。」

「いつもしている事でしょ?」

「そうだけど……今日は久しぶりなんだ。」

「へえ~いつ振り?」

「へへへ。実は二週間振り。」

そんな嘘も、おじさんにとっては、興奮するフレーズでしかない。

「じゃあ今日は、おじさん頑張って、シホちゃんを満足させちゃうからね。」

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