旦那様、離婚の覚悟を決めました~堅物警視正は不器用な溺愛で全力阻止して離さない~
分かりたい。薫子の思考を正しく理解したい。
一緒に過ごす時間が長くなればなるほど、好きだという気持ちが強くなる。恋に向いていないという自覚があるにもかかわらず。
薫子と一緒に夫婦らしいことをするようになってから、結婚記念日までの一年間の自分の救いのなさを思い知らされてばかりいる。
薫子は今も離婚したいと思っているだろうか。
キスを許されても肌を許されても、そのどこまでが彼女の本心なのか、自分にはなにも分からない。酒に酔って流されただけなのかもしれない。
でも、そうは考えたくない。
『そこ、届いたこと、ない』
『ほんとに入って大丈夫なんですかそこ、……ぞくぞくする、あっ……』
眠る妻の髪に触れる寸前、喉が灼けるように乾き、慌てて身を引いて寝室を飛び出した。
(……俺は今、なにを)
薫子に、なにをしようとした?
息が勝手に浅くなる。無防備に眠る妻を相手に、なにをしでかしてしまうか分からない。
一緒に過ごす時間が長くなればなるほど、好きだという気持ちが強くなる。恋に向いていないという自覚があるにもかかわらず。
薫子と一緒に夫婦らしいことをするようになってから、結婚記念日までの一年間の自分の救いのなさを思い知らされてばかりいる。
薫子は今も離婚したいと思っているだろうか。
キスを許されても肌を許されても、そのどこまでが彼女の本心なのか、自分にはなにも分からない。酒に酔って流されただけなのかもしれない。
でも、そうは考えたくない。
『そこ、届いたこと、ない』
『ほんとに入って大丈夫なんですかそこ、……ぞくぞくする、あっ……』
眠る妻の髪に触れる寸前、喉が灼けるように乾き、慌てて身を引いて寝室を飛び出した。
(……俺は今、なにを)
薫子に、なにをしようとした?
息が勝手に浅くなる。無防備に眠る妻を相手に、なにをしでかしてしまうか分からない。