旦那様、離婚の覚悟を決めました~堅物警視正は不器用な溺愛で全力阻止して離さない~
「嬉しい……」
声に乗せて涙が溢れ、あなたのシャツの袖をどんどん濡らしてしまう。
玄関から移動する時間を惜しんでまで、私たちは今、私たちの間にとっくに生まれていた感情をやっとのことで認め合って、許し合って……ああ、私も早く伝えなければ、と胸がいっぱいになる。
「好きです。私も、和永さんのこと、もうずっと前から、」
愛してるの、と告げ終えた瞬間に再び唇を塞がれた。
最初から深いキスを降らされ、このまま食べられてしまうのでは、と馬鹿な考えが頭の端をぼうっと過ぎる。
「ん、んん……っ」
腰が砕け、壁伝いに背がずり落ちて、玄関に座り込んでしまう。
キスを途絶えさせることなく、あなたは私の足元から靴を片方ずつ丁寧に剥ぎ取った。その所作は恭しくさえ見えたのに、脱がせた靴のほうは玄関にぽいぽいと雑に放り投げるものだから、ああ本当に余裕がないんだ、と感じ取らずにはいられなくなる。
声に乗せて涙が溢れ、あなたのシャツの袖をどんどん濡らしてしまう。
玄関から移動する時間を惜しんでまで、私たちは今、私たちの間にとっくに生まれていた感情をやっとのことで認め合って、許し合って……ああ、私も早く伝えなければ、と胸がいっぱいになる。
「好きです。私も、和永さんのこと、もうずっと前から、」
愛してるの、と告げ終えた瞬間に再び唇を塞がれた。
最初から深いキスを降らされ、このまま食べられてしまうのでは、と馬鹿な考えが頭の端をぼうっと過ぎる。
「ん、んん……っ」
腰が砕け、壁伝いに背がずり落ちて、玄関に座り込んでしまう。
キスを途絶えさせることなく、あなたは私の足元から靴を片方ずつ丁寧に剥ぎ取った。その所作は恭しくさえ見えたのに、脱がせた靴のほうは玄関にぽいぽいと雑に放り投げるものだから、ああ本当に余裕がないんだ、と感じ取らずにはいられなくなる。