旦那様、離婚の覚悟を決めました~堅物警視正は不器用な溺愛で全力阻止して離さない~
 私たちの幸せは、ひとつひとつが形作られていくさなかにある。
 これからも、私たちはたくさんの幸せをひとつひとつ積み重ねていくのだろう。
 ふたりで、そして近い将来には三人でそうしていけることが、今はただ心から嬉しい。

「愛してる。薫子」
「はい。私も」

 お腹を撫でていたあなたの指が、私の頬へ伸びてくる。
 それに自分の指を絡めながら、やっくりと寄せられた唇に、私は自分からも唇を寄せて応えた。



〈しあわせを、なでる/了〉
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