旦那様、離婚の覚悟を決めました~堅物警視正は不器用な溺愛で全力阻止して離さない~
好きなんだよなこの人、大きくなったお腹撫でるの……と微笑ましく彼の仕種を見守る。
けれど、和永さんの手のひらがお腹に触れたと同時に、赤ちゃんの動きはひたりと止まってしまった。
途端に、和永さんの表情がしゅんと曇る。
「俺が触ると静かになるな、いつも」
見るからに落ち込んでいる。
悪いとは思っても、つい噴き出しそうになる。
「ああ、落ち込まないで。むしろ助かります、最近は痛いくらい激しく蹴られてばっかりですし」
「警戒……されているのか俺は……?」
「フフッ、そんなことないと思いますけど」
くすくすと笑った最後、お腹を撫でる和永さんの手が名残惜しそうにそこを離れる直前、とん、と元気良く赤ちゃんが動いた。
あ、と見る間に頬を綻ばせた彼の顔を見ていたら、胸が温かな気持ちでいっぱいになる。
「家族が増えるの、嬉しい」
「うん。俺もだ」
珍しく和永さんも砕けた返事をしてくれる。
こういう時間も、かけがえのない思い出として記憶に残ってくれたらいい。忘れることなんてないように、きつく抱き締めておきたくて堪らなくなる。
けれど、和永さんの手のひらがお腹に触れたと同時に、赤ちゃんの動きはひたりと止まってしまった。
途端に、和永さんの表情がしゅんと曇る。
「俺が触ると静かになるな、いつも」
見るからに落ち込んでいる。
悪いとは思っても、つい噴き出しそうになる。
「ああ、落ち込まないで。むしろ助かります、最近は痛いくらい激しく蹴られてばっかりですし」
「警戒……されているのか俺は……?」
「フフッ、そんなことないと思いますけど」
くすくすと笑った最後、お腹を撫でる和永さんの手が名残惜しそうにそこを離れる直前、とん、と元気良く赤ちゃんが動いた。
あ、と見る間に頬を綻ばせた彼の顔を見ていたら、胸が温かな気持ちでいっぱいになる。
「家族が増えるの、嬉しい」
「うん。俺もだ」
珍しく和永さんも砕けた返事をしてくれる。
こういう時間も、かけがえのない思い出として記憶に残ってくれたらいい。忘れることなんてないように、きつく抱き締めておきたくて堪らなくなる。