街角ファンタジーボックス
正月になるとお年玉付きの福引をやったもんだ。
ガラガラって回すと赤だの白だの緑だのって玉が出てくる。 みんなはそれを見ながらはしゃいだり意気消沈したり、、、。
「今年の一等賞は電器屋の娘さんをあげるよ。」
「おいおい、そんなこと勝手に言うなよ。」 「いいじゃないか。 お年頃なんだから。」
「そうは言うけどだなあ、、、。」 「お前 妬いてるのか?」
こうしておっさんたちが賑やかにやってたんだ。 枡酒も振舞われたっけなあ。
今じゃあ路上で飲むのは禁止されちまってあの頃のような賑わいはすっかり無くなってしまった。
いつだったか、角に映画館が出来るって話が持ち上がったことが有る。
でもさあ何だか分からない年寄りたちが騒いで知らない間に消えちまったんだよな。
そしたらさあこの町もずいぶんと寂れちまった。 作っておけば良かったのに。
それから数十年、ほとんどの店が閉めちまった。 今じゃあ猫すら歩いてないよ。
何とかしてくれ。
ガラガラって回すと赤だの白だの緑だのって玉が出てくる。 みんなはそれを見ながらはしゃいだり意気消沈したり、、、。
「今年の一等賞は電器屋の娘さんをあげるよ。」
「おいおい、そんなこと勝手に言うなよ。」 「いいじゃないか。 お年頃なんだから。」
「そうは言うけどだなあ、、、。」 「お前 妬いてるのか?」
こうしておっさんたちが賑やかにやってたんだ。 枡酒も振舞われたっけなあ。
今じゃあ路上で飲むのは禁止されちまってあの頃のような賑わいはすっかり無くなってしまった。
いつだったか、角に映画館が出来るって話が持ち上がったことが有る。
でもさあ何だか分からない年寄りたちが騒いで知らない間に消えちまったんだよな。
そしたらさあこの町もずいぶんと寂れちまった。 作っておけば良かったのに。
それから数十年、ほとんどの店が閉めちまった。 今じゃあ猫すら歩いてないよ。
何とかしてくれ。