幼なじみ~Save the Earth0 Epi.1~
「母さん、海雨を送ってくるよ。」


「ええ、気をつけていってらっしゃい。
海雨も、また来てね。」


「はい。」


炎のお母さんである南海(ミミ)さんは、高校生の子供がいるとは思えないほど、きれいで若い人だった



父親が中国人、母親がイギリス人のハーフだそうで


鮮やかな色のチャイナドレスと、伯父様からもらったというピアスは、伯母様の美しさを、尚一層引き立てていた


炎と瑠璃ちゃんの透けた色の髪も、母親から譲り受けたものだった



「あ~あ。
炎も瑠璃ちゃんもいいわよね。
あんな美人な、お母さんがいて。」


「海雨のお母さんだって、きれいだろう。」


「レベルが違うのよ。
伯母様はなんか、こう…
周りの空気も、違うような気がする。」


「ははは。一緒だって。」


炎はいつも、学校から帰って来るときも、家に送ってくれる時も私と同じペースで歩いてくれた



ゆっくり ゆっくり


私はいつもより 少しだけペースを落として歩いた


できるだけ


炎と長く一緒にいられるように


それでも、自転車10分の道のりは、あっという間だ



「ここまでだね。」


炎は角に来て立ち止まった


「うん…」


私が寂しくて少しうつむくと、炎は私の肩に手をのせた


「いつもの約束。」


そう言うと、私の顔に、自分の顔を近づけた


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