幼なじみ~Save the Earth0 Epi.1~
その時だ


私たちの近くを、スーっと車が通っていった



咄嗟に私は自分の唇をそらして、炎の左肩に顔をうずめた


「海雨?」


炎が不思議そうに聞いてくる


「あ、ごめん…
なんか、人が通ったから…」


「人?さっきの車の事?
そんないちいち、見てないって。」


「うん……」


私はごまかすように、炎に身体に、自分の身体をつけた



母親の言葉を気にしていた


誰かが見ている


私と炎を見ている


そう思えて仕方なかった



炎は私の気持ちを分かっているのか、分かってないのか


私の背中と腰に手をまわすと、全身で私をギュッと抱きしめる


「なんだか今日の海雨、いつもよりもかわいく見える。」


「えっ…」


私の胸が、ドキンと鳴った



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