幼なじみ~Save the Earth0 Epi.1~
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彼は私の母親の兄の子供
いわゆる、従兄弟だった
住んでる家も、自転車で10分程
幼い頃から、一緒にいるのが、当たり前だった
幼馴染みのように、気の知れた人
それが炎(エン)だった
炎は、大学教授の伯父様の血を受け継いでいるのか、
私たちが、小学校4年に上がる時には、彼は中学1年になっていた
小学校から附属の学校に通っている人間だけに許される”飛び級”というシステム
優秀な人材を、いち早く社会に送り出そうという考え
私たちとは、住む世界が違う人
そう思っていた
だが炎は、違っていた
そのままであれば、あっという間に、大学にも進学できたというのに
彼は中学を6年も通って挙句に、附属の学校を捨てて、私と同じ高校に通うことになったのだ
「なんで、そんなことしたの?」
私は炎に聞いた
「海雨(ミウ)と、同じ学校に、行きたかったからだよ。」
そう言って彼は、笑った
いわゆる、従兄弟だった
住んでる家も、自転車で10分程
幼い頃から、一緒にいるのが、当たり前だった
幼馴染みのように、気の知れた人
それが炎(エン)だった
炎は、大学教授の伯父様の血を受け継いでいるのか、
私たちが、小学校4年に上がる時には、彼は中学1年になっていた
小学校から附属の学校に通っている人間だけに許される”飛び級”というシステム
優秀な人材を、いち早く社会に送り出そうという考え
私たちとは、住む世界が違う人
そう思っていた
だが炎は、違っていた
そのままであれば、あっという間に、大学にも進学できたというのに
彼は中学を6年も通って挙句に、附属の学校を捨てて、私と同じ高校に通うことになったのだ
「なんで、そんなことしたの?」
私は炎に聞いた
「海雨(ミウ)と、同じ学校に、行きたかったからだよ。」
そう言って彼は、笑った