幼なじみ~Save the Earth0 Epi.1~
草木も眠る丑三つ時

私は一人、炎の部屋へと続く階段を、枕を抱きしめながら昇っていた

「大丈夫、大丈夫。」

そう言いながら一段一段昇っていく

やっと炎の部屋が見えてきた

私は唾を飲み込むと、そっとドアに手をかけた

ラッキーなことに、鍵は開いていた

ギーッ……

そっとドアを開けて、足音を立てずにベッドですやすやと眠る炎の横に来た

「う…ん…」

寝返りを打った炎は、何かに気付いたみたいに、うっすらと目を開けた

「炎…」

「ぎゃあああああ!!」

炎は急に叫んで、飛び起きた

急いでベッドから飛び降り、息を切らしながら、部屋の電気をつけた

そこにいたのは、枕を抱きしめていた私なのに

「海、海雨!」

目を丸くしながら驚く炎に、私はだきついた

「炎、私、やっぱり怖くて、来ちゃった~」

炎はヘナヘナと、ゆっくりその場にしゃがんだ

「お、驚かせるなよ~。てっきり、お化けかと思った。」

「お化け!」
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