次期ホテル王として戻ってきたイジワル幼馴染に溺愛されています
急いでエレベーターホールへ向かい、ボタンを押す。すると、開いたエレベーターの中に達成さんがいた。
「お疲れ様です」
「お、お疲れ様です……」
するりと中に入り込んで、操作パネルの前に立つ。
もう日付が変わる頃だというのに、下からやってきたということはまだ仕事をしていたのだろう。
だというのに、彼の表情には疲れの色が浮かんでいなかった。
「お疲れですか?」
「えっ、わ、私……? はい、まぁ、これからお客様のところへ行かねばならないので……」
「こんな時間に?」
「本来、この時間はコンシェルジュサービスを受け付けていないのですが……。常連様からの呼び出しとのことで……」
「それは誰からです?」
「えっ、と……」
いつも執拗に連絡先を聞こうとしてくる板倉様からだ。
コンシェルジュは日付を超えたら電話を取らないようにしているが、VIP客室となると別である。特に指名で来たらお手上げだった。
「お疲れ様です」
「お、お疲れ様です……」
するりと中に入り込んで、操作パネルの前に立つ。
もう日付が変わる頃だというのに、下からやってきたということはまだ仕事をしていたのだろう。
だというのに、彼の表情には疲れの色が浮かんでいなかった。
「お疲れですか?」
「えっ、わ、私……? はい、まぁ、これからお客様のところへ行かねばならないので……」
「こんな時間に?」
「本来、この時間はコンシェルジュサービスを受け付けていないのですが……。常連様からの呼び出しとのことで……」
「それは誰からです?」
「えっ、と……」
いつも執拗に連絡先を聞こうとしてくる板倉様からだ。
コンシェルジュは日付を超えたら電話を取らないようにしているが、VIP客室となると別である。特に指名で来たらお手上げだった。