愛とプライドとバベルの塔

その後、担当部門の売場を゙竹内主任に案内知てもらったのだが、"ステーショナリー"担当と聞いていて文房具担当だけだと思っていたら、そうではなかった。

"ステーショナリー"という名前の部署なのに、担当商品はもちろん文房具、その他にスマホアクセサリー、ゲーム、一等くじ、玩具、生活家電、大型家電、、、

それから、月一で写真プリントの集金作業があるらしい。

あまりの担当の多さに驚きを隠せず、思わず「話しと違う!」と言ってしまいそうになった。

「あとは9月くらいにはなったら、手帳とカレンダー、クリスマスカード、年賀関係の商品が入って来て、喪中と年賀の受付もある。」
「えっ?!」
「春になれば、新入学のノート類や文具も入ってくるし、あとは今はポケッツモンスター?のカード?が人気だから、その販売もあるよ。」

あまりに多過ぎる担当商品と業務量に言葉を失うわたし。

それをわたし一人でやるの?

「あ、あのぉ、、、今までわたしが居なかった時は、誰が三階のステーショナリーの仕事をしてたんですか?」

わたしがそう訊くと、竹内主任は「担当社員の三谷くんと、阿久津くんだよ。阿久津くんは契約社員なんだけど、勤続年数が長いから正社員のような感じで仕事してもらってる。」とサラッと言った。

え、まだ会ったことないけど、担当社員の三谷さんとサイクル担当の阿久津さんって、普段一階にいるって言ってたよね?

それはサイクル売場が一階にあるからだよね?

ってことは、わたしが入社してくるまではサイクルの仕事をしながら、三階に来てステーショナリーの仕事をしてたってこと?!

信じられない、、、
何?大企業だけど、めちゃくちゃブラックじゃん、、、

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