斑くんの激重愛に抗うためには
「食べ物の恨みは怖いんですから!」
くるっと斑くんの方を向いて見つめた。
正直、怒りはもうないからいつもなら元通りにしてる。
でも……。
「へえ、いいじゃん。ずっと俺に怒っとけよ」
こうすると、斑くんが良い顔をしてくれるのだ。
血の気の多さが私に向いてくれたら、怪我が減るかもしれないし。
嫌がらせとか言ってたくさん近付けるし……結構私に都合良いんだよね。
おかしいな。
喧嘩なのに、楽しいぞ?
わくわくしてきたら、突如首根っこを掴まれて。
「──それはそれとして、家には入んな」
強制的に追い出されてしまった。