私を忘れた彼を やっぱり私は忘れられない
「そうですか、わかりました。
それで幸はどうしたい」

「結婚していると言う事がネックになるなら
仕事は辞めさせて頂きたいです。でも、
それでも仕事ができるなら女優として
やってみたいです。でもまず家庭が一番の
働き方になってしまいますので、貝原さんが
そんな面倒な女優なんて無理だと思うなら
そういって下さい。モデルでも、
話が来るなら引き受けます。貝原さんの
取って来てくれる仕事は
信用していますから」

そう話す幸をユキはじっと見つめていた。

こんなに愛情の籠った優しい眼をして
幸を見つめるユキに貝原は降参した。

「わかった。ユキさんを見つけることが
幸の一番の目標だったものな。
無事にユキさんを取り戻せてよかったな。
そして二人とも結婚おめでとう」

優しい目をした貝原は二人を
祝福してくれた。

幸のマンションは二人で住むマンションが
整うまでもう少し住まわせて
もらえることになった。

時々ユキが尋ねて行っても全然構わないと
言ってくれた。

そして、幸の仕事に関しては今ドラマと
映画の話が来ているそうで、どちらも
貝原はいい役だと思うと言った。

映画の方はロケがあったりするので
泊りになることもあるが、ドラマは
都内の撮影所かロケでも一日で済む所らしい

保留にしていたのでもう他の人に決まった
かもしれないが、幸がやってみたいなら
聞いてみると言った。

幸は内容と役を聞いて映画のほうはやって
みたいと言った。

脇役だが主役に絡む重要な役で
幸は意欲的だ
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