私を忘れた彼を やっぱり私は忘れられない
「あはは、ご主人の気持ちもわかりますよ。
こんなに美しくて魅力的な奥さんが
他の男と会うなんて言ったら、今日一日
仕事も手につかなかったかもしれませんね。
確か弁護士さんでしたね」

「はい、とても大事にしてもらってます」

そして二人はもう少しトレッキングを
楽しんでクラブに帰ってきた。

それぞれ着替えてカフェでお茶を
飲んでいくことにした。

カフェには先に三崎が座っていた。

幸は三崎の所に向かおうとしていたが、
ショップの所でうろうろしている
ユキを見つけた。

「ユキ」

と声をかけると、ユキは幸を見て嬉しそうに
にっこり笑うと幸の側にやってきた。

そのユキの嬉しそうな恥かしそうな
微笑みが可愛くて思わず笑ってしまった。

「どうしたのユキ、心配で迎えに
来てくれたの?」

「うん、仕事でこっちに来る用事が
あったからちょっとどんな所か
見てみたいと思って」

ちょっと照れ臭そうに言うユキに

「じゃあ、今から三崎さんとカフェで
お茶しようと言う事になってるから、
ユキも一緒に行こう。
三崎さんを紹介するわ」

「いいよ。この辺で待ってるから、
行っておいで」

「ダメよ。ユキにも話しておきたいことが
あるからぜひ一緒に来て」
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