私を忘れた彼を やっぱり私は忘れられない
そういって幸はユキの腕を引っ張って
三崎の所に連れて行った。

「三崎さん、やっぱり主人が迎えに来て
くれました。同席させてもらって
いいですか?」

「もちろんです。刈谷さんどうぞ
おかけください。僕は三崎グループの
三崎と申します」

三崎はそういうとユキに名刺を渡した。

ユキも名刺を渡して

「幸の夫の刈谷宣之と言います。
妻がお世話になっています」

妻と言われて幸は嬉しいやら照れ臭いやらで
顔がほてるのを感じた。

きっと赤くなっているだろう。

そして三崎はビーナスの事を話して、
今度重賞レースに出ることになったので幸に
ビーナスの応援を頼んだことを
ユキに説明した。

ユキもぜひ一緒にと言われてスケジュールを
確認していけるようならぜひ
伺いたいと言った。

そして三崎は週刊誌の記事の事も
ユキに説明した。

新馬戦でビーナスの応援に来てもらって
そこでビーナスが優勝したので思わず二人で
抱き合ってしまったのだと、そこを写真に
撮られて記事にされてしまった事を説明して
ユキに謝ってくれた。

ユキはそのすぐ後に三崎さんとご令嬢との
婚約を知ったので、気にしていないと
言っていた。

三崎もユキもすぐに打ち解けて、
楽しそうに話が弾んだ。
< 114 / 125 >

この作品をシェア

pagetop