私を忘れた彼を やっぱり私は忘れられない
小学校の高学年になるとバレンタインデイ
にはたくさんのチョコレートを鞄にいっぱい
貰ってきていた。
中学校ではもっとたくさんもらってきた。
それを皆で分けて食べるのが小さな子供達
には楽しみでもあった。
でも、中学3年生の時からバレンタインデイ
にチョコレートをもらってこなくなった。
小さな子供たちはどうして貰ってこないのと
聞いたが、“人気が無くなったんだよ”
と言って笑っていた。
本当はすべて断っていたからだと
幸は知っていた。
ある時
「ユキ、なぜバレンタインのチョコレートを
断ってるの?」
と聞く幸に
「気持ちもないのに貰うのは悪いだろ。
俺は好きな子に小さなチロルチョコ1個
もらえればそれでいいんだ」
「ええっ、ユキ好きな子いるの?」
と驚く幸に
「うん、目の前に」
と言って顔を赤くした。
「わ、私?」
「うん、だめか?」
ぶんぶんと顔を横に振るだけで精いっぱい
だった幸は、その夜は嬉しくて
眠れなかった。
にはたくさんのチョコレートを鞄にいっぱい
貰ってきていた。
中学校ではもっとたくさんもらってきた。
それを皆で分けて食べるのが小さな子供達
には楽しみでもあった。
でも、中学3年生の時からバレンタインデイ
にチョコレートをもらってこなくなった。
小さな子供たちはどうして貰ってこないのと
聞いたが、“人気が無くなったんだよ”
と言って笑っていた。
本当はすべて断っていたからだと
幸は知っていた。
ある時
「ユキ、なぜバレンタインのチョコレートを
断ってるの?」
と聞く幸に
「気持ちもないのに貰うのは悪いだろ。
俺は好きな子に小さなチロルチョコ1個
もらえればそれでいいんだ」
「ええっ、ユキ好きな子いるの?」
と驚く幸に
「うん、目の前に」
と言って顔を赤くした。
「わ、私?」
「うん、だめか?」
ぶんぶんと顔を横に振るだけで精いっぱい
だった幸は、その夜は嬉しくて
眠れなかった。