私を忘れた彼を やっぱり私は忘れられない
裕美を胸に抱きながら思わず”幸”と呟いた

それで幸は分かったのだろう。

俺が幸を忘れてはいない事を…

でも俺の胸の中には裕美がいる幸はどんな
気持ちでこの状況を見ているのかと思うと
胸が痛かった。

でも、裕美を突き放してしまう事が
できなかった。

山梨は幸が2年半もの間、興信所に依頼を
し続けていたと言った。

半端な金額ではないだろう。

多分その為にモデルになったのだろうと
思っている。

そんな幸に今俺は何も言ってやることも
抱きしめてやることも出来ないのだ。
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