私を忘れた彼を やっぱり私は忘れられない
「でも、ユキさんの同棲相手が来るとは
思わなかったですね。
かわいい子だったんでモデルになりたい
とかっていうのかなって思ったら、
幸さんに合わせて下さいっていうから
びっくりした」

「うん、田舎の子っていう感じはしたけど
素直そうな子だったな。ユキが言ってた
妹だと思っているというのは
本当だったんだな」

「でも、今更ですよね。幸さんどこに居るか
わからないですもんね」

「まだ、ドラマや映画のオファーが
来るんだから惜しいよな。早くけりつけて
女優としてやっていけばいいのにな」

「そうですね。演技も自然で役になり切って
演じているって監督がすごい
褒めていましたよね」

「そうだな、俺もちょっとびっくり
してるんだ。モデルより女優の方が幸には
合ってると思うよ。幸にもそう言ったんだ。
幸自身もモデルより女優の方が面白いって
言ってたな。その辺もよく考えろって
言ったんだ。幸なら立派に女優として
演技派でやっていける。ただ目の色がなあ。
役も限定されるからその辺が難しいよ」

「幸さんどこにいるか貝原さん
知ってるんですか?」

「いや、ただ暖かい所に行きたいって
言ってたから沖縄じゃないかと思うんだ
けどな、なんでもお母さんは
沖縄出身らしい」


「そうですか。早く帰って来てくれると
いいですね」

そこで食事が来たらしい。

二人の会話がやんだ。
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