酔って寝てたら保護されましたが、これが恋の始まりだなんて聞いてません〜警察官の甘やかな独占欲に包まれて〜
ランチタイム、会社近くの小さな洋食屋の奥のテーブル。
奈緒、花夏、そして都丸の三人は向かい合って座っていた。
「なんか……緊張しますね……」
花夏が箸を手にしながら、そわそわと周囲を見回す。
普段は軽口ばかりの彼女が、まるで面接を前にした新入社員のような表情をしている。
都丸はにっこり笑って、ナプキンを膝に広げた。
「私、そんなに怖くないわよ?」
「怖いっていうか……なんか“上”って感じがするんですよ、都丸さん……」
「それ、褒めてる?」
「もちろんです!」
ひとしきり和んだところで、都丸がストレートに切り込んだ。
「で? 瀬戸さんと、どうなったの?」
花夏が食べかけのスープをスプーンごと止め、身を乗り出す。
都丸も目をぱちくりと大きくして、興味津々の顔。
奈緒は思わず笑って、顔を手で隠すようにしてから、
「じゃあ、言いますけど……恥ずかしいから途中で笑わないでくださいよ……」と前置きして話し始めた。
昨夜の懇親会でのやりとり、飲みすぎて泣き出してしまったこと。
瀬戸に「凶器です」と泣きながら訴えたこと、
そして手を取られて「これでも?」と聞かれたこと――
話すたび、花夏は「やば……なにそれ……やば……」を連発し、
都丸はワインでも飲んでいるかのように顔をうっとりさせて、
「それ、少女漫画だったら表紙になってるわよ……」と目を細めていた。
「いや、ほんとに恥ずかしかったんですってば!」
奈緒がフォークを置いて、うわーっと顔を覆うと、
花夏が肘で小突いてきた。
「でもでもでも、手つないだんでしょ? すごくない?」
「つないだっていうか、なんかこう……重ねただけ……」
「十分! 十分です!」
「で、次はデート?」と都丸。
「明日、昼間に会うことになってて……」
そう言った瞬間、2人の顔が一段と赤くなって、同時に「きゃーっ」と声にならない悲鳴をあげた。
奈緒はごはんの上に突っ伏す勢いで項垂れながら、
「もう! お願いだから普通にしてて……!」と呻いたが、
嬉しさが隠しきれず、耳まで真っ赤になっていた。
奈緒、花夏、そして都丸の三人は向かい合って座っていた。
「なんか……緊張しますね……」
花夏が箸を手にしながら、そわそわと周囲を見回す。
普段は軽口ばかりの彼女が、まるで面接を前にした新入社員のような表情をしている。
都丸はにっこり笑って、ナプキンを膝に広げた。
「私、そんなに怖くないわよ?」
「怖いっていうか……なんか“上”って感じがするんですよ、都丸さん……」
「それ、褒めてる?」
「もちろんです!」
ひとしきり和んだところで、都丸がストレートに切り込んだ。
「で? 瀬戸さんと、どうなったの?」
花夏が食べかけのスープをスプーンごと止め、身を乗り出す。
都丸も目をぱちくりと大きくして、興味津々の顔。
奈緒は思わず笑って、顔を手で隠すようにしてから、
「じゃあ、言いますけど……恥ずかしいから途中で笑わないでくださいよ……」と前置きして話し始めた。
昨夜の懇親会でのやりとり、飲みすぎて泣き出してしまったこと。
瀬戸に「凶器です」と泣きながら訴えたこと、
そして手を取られて「これでも?」と聞かれたこと――
話すたび、花夏は「やば……なにそれ……やば……」を連発し、
都丸はワインでも飲んでいるかのように顔をうっとりさせて、
「それ、少女漫画だったら表紙になってるわよ……」と目を細めていた。
「いや、ほんとに恥ずかしかったんですってば!」
奈緒がフォークを置いて、うわーっと顔を覆うと、
花夏が肘で小突いてきた。
「でもでもでも、手つないだんでしょ? すごくない?」
「つないだっていうか、なんかこう……重ねただけ……」
「十分! 十分です!」
「で、次はデート?」と都丸。
「明日、昼間に会うことになってて……」
そう言った瞬間、2人の顔が一段と赤くなって、同時に「きゃーっ」と声にならない悲鳴をあげた。
奈緒はごはんの上に突っ伏す勢いで項垂れながら、
「もう! お願いだから普通にしてて……!」と呻いたが、
嬉しさが隠しきれず、耳まで真っ赤になっていた。